この記事では、VBA初心者の方を対象に、Excel&VBAの説明をしたいと思います。
Excelの基本的な知識はあることを前提としています。
実は、この記事は10数年前に個人的に発行していたメルマガのリメークでして・・・。
(多少は直しましたが、一般の方向けに書いていたので)文章が砕けすぎ! という面もあるかもしれませんが、ご容赦いただけますと幸いです。
さて、ここで紹介する記事は、Office365のExcel2016をもとに記載していますので、もしかすると他の環境とは違う場合もあるかもしれません。
その場合は、適宜読みかえていただければ幸いです。
■ はじめに
WEBや本屋を見ていると、Excelに関する情報って凄くたくさんありますよね。
しかし、あまりにあり過ぎてどれを参考にしたら良いかわからなくありませんか?
とくに、これから始めようとしている場合どれもこれも同じように見えてしまいます。
ところが、本によって、使い勝手が違うんですね。
だからといって、何冊も買うような事はできません(何故か、この類いの本って高いんですよね)
仕事で必要な訳ではなく、何となく使えるようになりたいと思う人にとっては尚更です。
しかし、良く見てみるとわかりますが、この手の本の大半が入門書ですから、ある程度Excelがどんなものか分かってしまえば、自分に必要な情報って絞られてきます。
ここでは、そういう本当に基本的な事について、何回かにわけてお送りしていこうと思います。
ただ、私というフィルタを通しての言葉になりますので、分かりにくいなんて事になるかも。
いや、そうならないように頑張ります。
さて、これからVBAでマクロを作って(プログラミングして)いこうとしているのですが、これって具体的にはどういう事なのか、なぜそんな必要があるのかわかりますでしょうか?
まずは、その辺りから見ていきましょう。
今、「セルA1の背景色を青にしたい」とします。
普通なら、あなたが自分でセルA1を選択して背景色を変更するという事になります。
これは、非常に簡単な作業なんで、どうって事ないですよね。
では、この簡単な作業を100 個のブックに対して行わないといけないとしたらどうでしょうか?
ふ~・・・
やる前からこんな気分ですよね。
やる事自体は非常に単純なんだけど、それを100 回も繰り返さないといけないなんて、
「誰か代わって~!」って感じですよね。
こんな時に登場するのが、マクロです。
では、代わってあげましょうか? と、Excel君がいったかどうかはわかりませんが、マクロを作る事によって、Excelにやらせる事ができるのです。
マクロさえ作ってしまえば、あなたのすべき事は、例えばボタンを押すというような簡単な操作だけでよくなるんです。
これからVBAを学ぼうとするあなたですから、これくらいの事はお分かりかもしれませんね。
では、Excelにやらせるにはどうすればいいのでしょうか?
簡単な事です、やって欲しい事をExcelに伝えればいいんです。
でも、日本語で「このセルの背景色を青にしてくれへんか」と言った(書いた)ところで、Excelには通じません。
何故でしょう?
関西弁だから?標準語ならOK? いえいえ、ダメですね。
えっ? もともと日本のソフトじゃないから英語にすれば通じる?
残念ですが、どれも通じません。
だって、Excelは日本語も英語も知らないんですもん。
幾ら書いたって理解できないんですよね、残念な事に。
では、どうするんだって?
実はExcelにも理解できる言語が一つあるんですね。
そう、それが、VBAです。
やらせたい事をVBAで書いて指示してやればいいんですね。
なあに、簡単な事です。そんなに覚えるべき事はありませんから。
まずは、さわりだけですが。
興味のわいた方は、次回も読んでいただけるとうれしいですね。